消費税8%と10%の差は?
10月1日まであと7ヶ月。
消費税はやはり上がるのでしょうね。
今回増税対策としての目玉は【住宅ローン減税の控除期間が3年延長】です。
果たして本当に損をしないのでしょうか?
住宅ローン減税とは、年末のローン残高の1%を所得税から10年間控除できる制度です。
消費税アップ後の10月1日から来年の12月末までに入居する方が対象です。
そして延長される3年間は次のいずれか小さい額が適応されます。
a) 年末残高(4,000万円限度)の1%
b) 建物購入価格(4,000万円限度)の2%÷3(3年にわける)
それでは実際に計算してみましょう!
ケース1)
借入期間:35年 全期間固定金利:1.60%
借入金額:2,000万円 建物金額:2,000万円
計算表を見てみると、3年間を上記a)とb)で計算して小さい額は、右側の133,333円で、3年で399,999円となります。

消費税8%の場合:2,000万円×8%=160万円
消費税10%の場合:2,000万円×10%=200万円
その差額は40万円。1円の差でほぼ同額になりました!
8%と10%の差2%分を最後の3年で捻出するという仕組みです。
念のためにもう一度別のパターンを計算してみます。
ケース2)建物金額:3,500万円 他同条件

b) の方が小さくなります。消費税分差額2%の70万円を3回に分けているので端数が1円です。
入居時期の来年12月末はあっという間です。こちらも同様に延びることを祈ります!!
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